メキシコのクリスマスや年末イベントのポサダで欠かせない伝統ドリンク「Ponche(ポンチェ)」
12月になるとスーパーで専用のコーナーができたりするほど、メキシコ人にとっては大切な飲み物です。
そんなポンチェの作り方を、メキシコ人のお友達から教えてもらったので紹介します♪
Ponce(ポンチェ)の作り方
材料
- サトウキビ … 40cmくらいを2本
- タマリンド … 6本
- プルーン(種無し)… 200g
- テホコテ … 10個
- りんご小 … 4個(できたら青りんごがよい)
- グァバ … 6個
- シナモンスティック … 2本
- 砂糖 … 大さじ山盛り6杯
- 水 … 4Lくらい
下準備
タマリンド
タマリンドは、まるで乾いたそら豆のようなフルーツ。
パリパリに乾燥した殻をむき、中のねっとりとしたものを使います。
バナナのような筋があるので取り除きます。中に種が入っていますが、そのままでOKです。
サトウキビ
まずはサトウキビをたわしやスポンジでよく洗います。
次に皮をむきます。
サトウキビの皮はとても固い!!
なんとか普通の包丁でも切れましたが、出刃包丁の方がいいと思います。
節の部分を切り落とした後、写真のように縦に包丁を入れて皮をむきます。縦方向は竹を割るようにするといいです。皮がむけたら7〜8cmの長さに切り、さらに4つ割りにします。
メキシコでは既に皮をむいて切ったものが売っているそうですが、それらを使う場合は必ず消毒をしたほうがいいそうです。
テホコテ
小さなオレンジのような、りんごのような、キンカンのような見た目のフルーツ。
洗ったら鍋に入れ、頭が出るくらいの水を入れて火にかけます。
水が温まったらOK。しばらく置いてから、皮をむきます。
皮がむけたら、真ん中の種や芯を取り除きながら、4つ割にします。
グァバ
半分に切り、スプーンで中の種を取り除きます。
取り除いたら4つ割りします。
りんご
種や芯を取り除き、8つ割りにします。
作り方
①サトウキビとシナモンスティックを煮る
鍋に水を4L、サトウキビ、シナモンスティックを入れて火にかけます。
沸騰したら、5分くらい煮ます。
②プルーン以外のフルーツ・砂糖を入れる
プルーン以外のフルーツと砂糖を入れて煮ます。
約15分程度、りんごがほんのり透き通るくらいまで煮ます。
砂糖は大さじ山盛り6杯くらい入れます。
甘さはお好みで調整してください。
③プルーンを入れて少し煮る
最後にプルーンを入れて、2分程度煮たら完成です!
あまり煮すぎるとフルーツが崩れてしまうので気をつけてくださいね。
完成!
Ponce(ポンチェ)の完成です!
あまり煮込み時間は長くないですが、フルーツのエキスが溶け込んでいます。ほどよく煮えたフルーツをスプーンですくって食べてくださいね。
サトウキビは手で持ってガシガシと噛んだり、エキスを吸ったりして食べます。なんだか子供の頃を思い出すような懐かしい気分になります(笑)
おまけ
こちらは翌日のポンチェです。作った当日よりもフルーツに味が染み込んでいるのが分かります。
メキシコ人のお友達曰く、お水を足して温めて飲むといいそうです。
Ponche(ポンチェ)まとめ
名前だけは知っていましたが、作るのも飲むのも初めてだったポンチェ。
サトウキビを切る以外は思ったより簡単でしたし、甘くても意外と全部食べられてしまう自分にびっくりしました。
食後のデザートにはもちろん、フルーツとヨーグルトを合わせて朝食のデザートにも合う気がします。アレンジも楽しそうです。
メキシコ在住の方はぜひ試してみてくださいね!
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