メキシコレシピ

メキシコのスープ|Sopa Azteca(ソパアステカ)のレシピ・作り方

sopa azteca サムネ

メキシコの料理と言えば「タコス」が有名ですが、実はスープ料理も多くあります。

私が好きなメキシコのスープ料理が2つあるのですが、今回はそのうちのひとつ
「Sopa Azteca(ソパアステカ)」別名「Sopa de tortilla(ソパデトルティージャ)」をご紹介します!

Sopa Azteca(ソパアステカ)の作り方

材料

  • トマト…小ぶり6個
  • ニンニク…2片
  • 玉ねぎ…1/12個くらい(くし切り1つ分くらい)
  • 鶏肉骨つき…適量(出汁が取れるくらい)
  • チレグアヒージョ(chile guajillo)…5本
  • トルティージャ…お好きな量
  • ケソパネラ(queso panela)…適量
  • アボカド…適量
  • パクチー…適量
  • クレマ…適量
  • チポトレ…お好みで

作り方

①鶏肉の出汁をとる
鶏肉の出汁をとるところ
鍋に骨つきの鶏肉、水、玉ねぎ一切れを入れて火にかけ、出汁を取ります。
30分〜1時間くらいコトコト煮るだけです。

できれば骨つきの鶏肉の方がおいしい出汁が取れると思います。
私はいつも鶏胸肉の骨つきを使っています。日本でしたら手羽元でもよさそうです。

ユキエ
ユキエ
茹で上がった鶏肉はサラダに使うことが多いです。メキシコだとタコスやケサディージャ、フラウタスなどの具材に使えます。

②チレの下処理チレの下処理チレグアヒージョ(chile guajillo)を軽く火で炙ります。

ユキエ
ユキエ
ほんのり甘いいい香りがしてきます!

炙ったら軸と中の種を取り除きます。

チレを煮る取り終えたら小鍋にチレグアヒージョと水をひたひたまで入れ、柔らかくなるまで煮ます。

③スープベースの準備

コマルでスープベースを焼く

スープベースを作っていきます。

コマル(フライパンでもOK)にトマト、ニンニク、玉ねぎ少しを入れ、軽く焦げ目がつくまで焼きます。

ソパアステカの材料をミキサーにかける焼けたらミキサーの中に入れます。同時に先に柔らかくしておいたチレグアヒージョも入れます。汁ごと入れてOK!

もしチレグアヒージョの茹で汁だけではミキサーが回らない場合は、鶏の出汁を少し加えてください。

ユキエ
ユキエ
ここではあまり水分を入れすぎないように注意!チレグアヒージョの茹で汁が多すぎる場合は残してOKです。あとで使うのでとっておいてください。

しっかりと粒ができるだけ残らないようミキサーにかけます。

④スープ作り
ソパアステカのスープ作り
大きめのお鍋に油(大さじ2くらい)を入れ温め、そこに先ほどミキサーにかけたものを全て入れます。塩も少々加えます。
弱火〜中火くらいの火でしっかりと加熱していきます。温める前は少し青臭い感じの味が、段々と甘みを帯びた味に変化してきます。色も少し透き通った感じになります。そこまでしっかりと加熱してください。

何度か作っていますが、ここの加熱をしっかりするかしないかで、後のスープの味が変わってきます。加熱が足りないと、薄っぺらい味になります。

  • 甘みが出てくるまで!
  • 色が少し透き通るまで!

出汁を入れるしっかり加熱できたら、最初に作っておいた鶏の出汁を入れていきます。
ミキサーのスープベース1に対して、鶏の出汁を3〜4を目安にし、その後は好みの濃さになるよう調整してください。チレグアヒージョの茹で汁が残っていたら、ここで一緒に加えてください。
同時に塩で味を整えます。小さじ半分程度から始め、味をみながら増やしてください。

ユキエ
ユキエ
濃い感じが好きな方は出汁は少なめで。サラッとした感じが好きな方は出汁多めがおすすめです。ただ出汁が多くなればなるほど、出汁が薄いと物足りない味になるので注意が必要です。コンソメを足すのも一案!

⑤仕上げトルティージャ盛り付け器に盛り付けていきます。

器に揚げたトルティージャを入れます。
この日は平たいトルティージャを切って揚げ焼きにしたものを使いました。
その他にもメキシコでしたらスーパーでSopa Azteca用の細かく切って既に揚げられたトルティージャが売っているので、そちらを使ってもOK!
またトトポスを軽く砕いて使ってもOKです。

ここにスープを注ぎます。

トッピングには、

  • アボカド
  • パクチーを刻んだもの
  • クレマ
  • ケソパネラをほぐしたもの

を使います。ケソパネラは日本ならカッテージチーズで代用できると思います。またクレマも生クリームを軽く泡立てたものでもいいかなと思います。なければなしでもOKです。

⑥完成!

ソパアステカ完成トマトの甘み、旨みと、チレグアヒージョの奥深い味、そこにカリッとアクセントのトルティージャが加わってとてもおいしいスープです。

チレグアヒージョは種を除いてしまえば全然辛くないので、お子様でも食べられると思います。お好みでチポトレ(少し辛い)を加えてください。

メキシコ独特の材料

日本ではあまり見かけないメキシコの材料をこちらでご紹介します。

▶︎チレグアヒージョ

メキシコでよく使われる乾燥唐辛子
こちらはほとんど辛くないです。

▶︎チポトレ(Chipotoles Adobados)

チポトレハラペーニョを燻製にして缶詰にしたもの。
こちらの缶詰はお店でよく見かけます。

日本だとこちらなど。

 

▶︎ケソパネラ(パネラチーズ)
▶︎クレマ

ケソパネラほぐれていないカッテージチーズのようなチーズ。さっぱりとした味でクセもなく食べやすいチーズです。
こちらは日本ではなかなか売られていないと思うので、カッテージチーズで代用がよさそうです。

右上に少し映っているカップがクレマ。生クリームとチーズの合いの子のような感じです。こちらも日本では売られていないので、生クリームを泡立てたものなどで代用するのがよさそうです。

まとめ

「Sopa Azteca(ソパアステカ)」はトマト味ベースで辛くなく、日本人にもとても食べやすい味だと思います。メキシコではいろんなお店でもメニューとして提供されているので、機会があればぜひ食べてみてくださいね。

また簡単に作れるのでご自宅でもぜひ試してみてください。
各家庭でいろんな作り方があると思いますが、こちらのレシピはコンソメも使わずに素材の味だけで作るのでとても優しい味です。
出汁をとるのが手間なら、コンソメを使ってもOKです。もっと気軽に作れますよ!

 

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